木村幸弘のぺっこ「がん」ばるが

肺癌闘病がぺっこでも生存率に貢献できればいいな

今月10日、新たな肺癌治療の選択肢が発表された

私の主治医である岩手医科大学病院呼吸器内科医のドクターが、肺癌治療の分子標的薬エルロチニブを単剤で投与するより、血管新生阻害剤ベバシズマブを併用した場合に、薬剤効果が持続するとして、英医学誌「ランセット・オンコロジー」電子版に掲載し発表されました。

 患者228人に臨床試験をおこない、単剤で13,3ヶ月が併用した場合16,9ヶ月に効果が延びたとの事です。これによって併用療法をためらっていた医師も、エビデンスが整い処方する医師が多くなるとの事です。

 私は現在違う分子標的薬(ジオトリフ)を服用しており、やはり当初の効果期間は平均1年間との説明をうけてきましたが、すでに2年5ヶ月が経ちます。効果がさらに持続し同じ治療者への励みとなり、治療方法のさらなる進歩につながるようがんばりたいものです。